
農家さんとお話をする機会があった。
農業という世界を俯瞰で見ていて、熱い方だった。
近年、ビジネス業界では農業ベンチャーが脚光を浴びている。
食料自給率の低い日本の農業の現状に警鐘を鳴らし、
10年、20年先のために、農業を変えていかなければならないと、
ファーム事業を展開する企業が増えてきている。
しかし、農業の現場にいる方々は、違うことを考えていた。
50年後、農業に従事する世代のために、
今やるべきことがあるのではないか。
そのときに自分は生きていないかもしれないが、
自分の行動はちっぽけな一歩かもしれないが、
踏み台にならなければいけないと。
1年後のためにやらなければいけないこと、
20年後の、近い将来のためにやらなければいけないこと、
50年後の、次の次の世代のためにやらなければいけないこと、
どれも切り捨てることのできない大切なことだ。
目の前の仕事に振り回されてはいけないと、いつも思っている。
建築家やグラフィックデザイナーやウェブデザイナーになるために
デザインの仕事をしているわけではないという、自分のスタートラインを、
忙しくなるとつい忘れそうになってしまう。
それぞれの分野での完成度を上げることも、新しいスキルを身につけることも、
自分にしかできない表現を探すことも、仕事として結果につなげることも、
どれも大切なことだし、やらなければならないが、それが目標ではなかった。
遠い未来のための理想があり、近い将来達成すべき目標があり、
目の前のステップがあるということを、いつも確認しながら歩かなければ。
逆に、理想を掲げることで目の前が見えなくなってしまうことにも
注意しなければいけないと思う。
ポリティカルコレクトネスにおぼれてしまってはいけない。
常に理想と現実を摺り合わせ、それぞれのステップの中で
マイルストーンを残していくことも大切なことだ。
一歩一歩の中にも小さな満足感を見い出して、
喜びを噛み締めながら、大きな一歩につなげていくのが理想。
喜んでものを作る姿勢はものに込められ、見る人に伝わり、
人を明るい気持ちにするのだから。
上を向いて、大地を踏みしめながら、一歩一歩進んでこう。
これ、半分以上ひとからもらった言葉。
昨日と今日、新しく出会った人や大切な人たちから、
沢山のパワーをもらうことができた。
yuyasuzuki

















