しおばら千二百年物語
ブランディング

千二百年の物語に
新たな色をつけて紡ぎ続ける


クライアントについて

塩原にちなんだ独自開発のお菓子やお茶、オリジナルの焼酎などの販売を行なっている他、地元食材を使ったランチを提供しているカフェなどがあるドライブイン。温泉宿への宿泊客や竜化の滝の観光客など、多くの人が立ち寄ります。


依頼内容

ブランディング


依頼理由

“道路拡張工事に伴い、昔から長く愛されてきた建物をリニューアルすることになりました。そこで、当施設が新しくスタートするにあたり、今まで伝える機会のなかった塩原の魅力を知ってもらえるような場所に出来れば、と考えFDにブランディングを依頼しました。”


想い

塩原にはまだ知られていない魅力が数多くあります。しかし自ら発信する機会がありませんでした。塩原の土地が持つ雄大な自然、歴史、伝説などを自分たちなりの方法で大切にしたいということ、どうにかして地域住民だけはでなく、温泉旅行や観光の途中、休憩に立ち寄った人々にも「しおばら」の魅力を楽しんで頂けないかという想い。そんな想いをFDと二人三脚で「しおばら千二百年物語」に込めました。


提案内容

ネーミング
塩原は良質な温泉があることから約1200年前に湯治の場として利用されていました。そこでその歴史を生かし、なおかつ惹かれるネーミングを、と考えた結果、クライアント様からのご要望で店舗名を「しおばら千二百年物語」に決定しました。

 

シンボルマーク
塩原には鹿や猿、猪などの野生動物が生息しています。中でも鹿は、古事記にもあるように古来から神の使いとされてきました。そこで、「しおばら千二百年物語」のシンボルマークを鹿にすることで、しおばら伝説の象徴にもなり得るのではないかと考えました。また、塩原は一年中四季の自然が楽しめる場所です。春には桜やアカヤシオといった彩り豊かなお花見を、夏は川遊びや釣り、秋は紅葉、冬はスキーを楽しむことが出来ます。それらの要素をシンボルマークに加え、マークから塩原のイメージが広がるようにしました。

 

店舗
クライアント様の「自社で製造販売をしたい」という要望から、店舗内は主に物販、カフェ、菓子製造の3つのコーナーを設けました。それぞれに「菓房」「茶房」「酒房」とネーミングすることで、塩原の昔ながらの良さを受け継ぎながらも新しくなっていく現代的な和風を表現。

 

建物
建物の外観はシックなデザインにしました。自然と調和したものになるよう、色味だけでなく高さも抑えました。

 

商品
今回ブランディングを行うにあたって塩原の魅力をより深く知るため、自然や地域の文化のみならず歴史や風俗についてのリサーチも丁寧に行いました。その中で塩原には古くから様々なかたちで伝わる「伝説」があることが分かり、塩原ならではの魅力として適切なアピールを行う必要があると考えました。そこでFDではその伝説の収集及びリライトを行い、イラストを付け再編。塩原の名所をこの伝説と併せて紹介したことで地元住民や観光客などから好評を得ることが出来ました。

さらに、「しおばら千二百年物語」の商品にもそれらのストーリーを絡めて販売。お土産として購入後も塩原での思い出と一緒に楽しめるものになっています。商品は今後もオーナー様が季節に合った食材などで様々な商品展開が可能なよう、汎用性の高いデザインで統一しました。

FDからは「香り茶」と「ななゆチーズケーキ」の提案を行いました。

「香り茶」はその名の通り、ほうじ茶をベースにいちごやマスカット、ゆずなどのフレーバーが楽しめるお茶です。塩原での思い出を香りとしても記憶に残すように、メジャーなコーヒーや紅茶ではなくほうじ茶を提供することで「塩原らしさ」を表現しました。

「しおばら百二十年物語」では以前から温泉の蒸気で蒸したオリジナルのチーズケーキを販売していました。さらにここでしか購入できない限定性を高めるため、塩原温泉の特徴である泉質が多いことをカラフルなあんこで表現し「ななゆ(七湯)」とネーミング。温泉もチーズケーキも沢山ある中から自分で選べる楽しさが共通しています。

チーズケーキの他にも7種類のあんこをつかったジャムや「ななゆラテ」などを販売することで、塩原の特徴を印象づけました。

 

WEB・パンフレット
店舗同様、塩原全体の魅力が出来る限りダイレクトに伝わるものにしました。塩原を全く知らない方にも興味を持って頂けるよう、何度も塩原の山々に足を運ぶ中で気づいた魅力をFD目線で捉え、撮影。WEBサイトやパンフレットに掲載しました。実際に行かなくては分からない自然の雄大さや儚さ、繊細さなど様々な塩原の「顔」を僅か一部分に過ぎませんが伝える手助けになれば、と考えました。


成果・効果

塩原の観光拠点として、若者やお年寄りなど年齢を問わず幅広い層が立ち寄る場所になりました。

Category

  • ・店舗デザイン
  • ・CIデザイン(ロゴデザイン・ブランドコンセプト構築他)
  • ・グラフィックデザイン
  • ・パッケージデザイン
  • ・WEBデザイン

Schedule

  • 制作期間:2016年2月〜2017年4月
  • 実施期間:2017年5月〜

Project Member

  • Brand Design:鈴木裕也
  • Art Direction:鈴木裕也
  • Interior Design:鈴木裕也
  • Photograph:鈴木裕也
  • Graphic Design:鈴木裕也
  • Package Design:鈴木裕也
  • Illustration:齋藤修一
  • WEB Design:齋藤修一
  • 施工:カクニシビルダー