3匹のふくろう 福田屋鹿沼店-店舗デザイン

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  • 3匹のふくろう

    https://www.instagram.com/three_owls_bakery/
  • 90年の歴史を持つ宇都宮市の百貨店、福田屋百貨店の中でも1989年に栃木県鹿沼市に開店した福田屋鹿沼店は 最も古い歴史を持つ店舗として重要な存在です。しかし鹿沼市の中心市街地の空洞化、過疎化に伴い客層の高齢化 が進んでおり、鹿沼市東部に新たに開発されたニュータウンに移住してくる新規移住者たちを顧客として取り込めていないという課題を抱えていました。そこで、ファミリー層が利用しやすい新しいベーカリーの開発と、福田屋鹿沼店の休憩スペースのリニューアルを同時に行うことで、子連れのファミリー層の集客の原動力にする店舗開発が計画され、2023年10月にオープンしました。

Design

福田屋百貨店を象徴するふくろうをキャラクターモチーフに設定し、子ども世代、パパママ世代、おじいちゃん・おばあちゃん世代の3世代に愛されるベーカリーをつくるという意図で、3匹のふくろうのイラストをブランドキャラクターとして作成しました。

 

ふくろうたちが森の中でパンを焼いている様子を物語化して絵本を描き、その内容に沿って「森の中のベーカリー」というコンセプトで店舗インテリアデザインを行いました。

 

限られた予算の中で森のイメージを表現するため、本物の樹木とイミテーションのツタを組み合わせた装飾を施し、木々のゲートをくぐって店内に入るようなファサードを提案しました。店内には電球の装飾を吊り下げ、楽しげなマルシェの空気感を演出しています。

 

来客動線が2方向からあることから、どこから入ってもスムースに商品の閲覧ができるよう、店舗中央に島のような陳列カウンターを設け、商品を手に取りながら回遊できるように計画しています。

 

レジバックの壁面はラフなオーク材の突板をシングル張りのように取り付け、大きな木を想起させるようなデザインとしています。

 

オープン日には外まで行列ができるほどの集客に成功し、当初想定していた客層のシフトが上手く作用して子連れのファミリー層が多く見られるようになりました。

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